2012年10月18日

抜群の地図アプリ MyMap+ にGoogleマップが復活(使い方説明)

MyMap+.png

MyMap+

85円

iTunes storeで見る


この地図アプリはなかなか良い出来で、iOS6の救世主と目していたのが、iOS6アップデートと同時にマップソースがAppleマップになってしまうという悲惨な結果になってしまった。

これはiPhoneのデフォルトのマップに準拠する設計とか、そういう感じだったからも知れない。
iOS6の貧弱マップ対策にこのアプリを推奨していたサイトなどもあったので、とんだガッカリ現象になってしまったわけだ。

そこでこのアプリの作者さんは、MyMap+上でGoogleマップを復活させることを約束。さらに、GoogleマップとAppleマップ、これらを好きに切り替えられる機能を持たせるとまで豪語し、しかもそのアップデートは完了してAppleに申請中というとこまできてたから、ユーザの期待感は恐ろしく高まった。

しかし、ここからちょっとした悲劇が始まる。
普通に申請したら、この頃には公開できるだろうと踏んだ期日が宣伝された。しかし、それを過ぎても一向にアップデートされない。その期日を信じて購入したユーザが多かったらしく、レビュー欄は大荒れに荒れた。

どうやら一度、申請が通らなかったと見える。AppleマップとGoogleマップの切り替えボタンのデザインとその位置に問題があったようだ。
デザインにAppleマークが入っていたことが特に問題だったのかも知れない。(これは予告画像として公開されていた)
マップ切り替えボタンは地図上に置かれる予定だったのが、メニュータブの中に押し込まれた。

まあ、こんなことはさておき、やっと公開されたので、ご紹介します。


このMyMap+はよく考えて設計されており、地図アプリとしては、ほぼ間違いなくトップクラスの製品だ。
ただし、ひとつ難点をあげれば、「人によっては使い始めはとっつきにくい」というのがある。それは、このアプリが使いづらいという意味ではなく、単に我々がGoogleマップの操作に慣れすぎているからだ。このMyMap+は、その「慣れている操作」にさらに疑問を投げかけているアプリで、地図アプリを操作する上での問題点を考察して作られている。


まずは、パッと開いた画面。(画面の上のステータスバーはトリミングしてある。ご了承下さい)

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おお! Googleマップ!!

クロス十字のカーソルがあるのがわかっていただけると思うが、このカーソルがこのMyMap+の最大の特徴のひとつだ。
知っていおいて欲しいのは、このカーソルは現在地を指すわけではないということ。指で好きに移動できる。

地図のズームは、画面右に見えているジョグダイアル(表示位置は左右指定できる)。また、オプションで+ -のボタンにもできる。さらに、このジョグダイアルはコンパスにもなっている。
これらがこの地図の特徴で、使い慣れた二本指によるピンチイン、ピンチアウトが使えない。最初は結構これにとまどうと思う。
ピンチ・ジェスチャーが使えない理由は、カーソル機能があるからだ。(さらに、片手で操作する、という思想がこのアプリにある)

さっきも書いたように、カーソルは現在位置とは別に、指で移動できる。なにに使うのかは、またのちに説明します。


マップをAppleに切り替えてみよう。左下の三角アイコンで、メニュータブを引き出せる。


2012-10-18 06.35.521.jpg


[A] がAppleマップ、[G]がGoogleマップだ。


2012-10-18 06.36.08.jpg

Appleマップ。うーむw
いくら切り替えられるといっても、さすがにしばらくは使わんだろうなw
しかし、この機能のおかげで、もし将来Appleマップの整備が整ってきて実用充分になったとしても、このMyMap+を使い続けることができる、という考え方もできる。


Googleマップモード上ならもちろん、ストリートビューも使える。

2012-10-18 06.37.17.jpg



左下の切り替えアイコンで、ビューモードを切り替えられる。つまり、iPhoneを横にして、ランドスケープモードにできる。

2012-10-18 06.37.171.jpg


このとおり。

2012-10-18 06.37.44.jpg



メニュータブを見るとわかってもらえると思うが、このアプリはかなり高機能で、ほぼできないことはないと言えるほどの作り込みだ。

2012-10-18 06.35.521.jpg


そのうちのいくつかを紹介しよう。
たとえば、距離測定。
これは、地図上を指でなぞることによって、距離を算出してくれるというもの。


2012-10-18 06.38.33.jpg


上の画像によれば、四ツ谷駅から市ヶ谷駅までは直線距離で約1km,なぞったルートの距離が1.16kmということがわかる。
こういうのはツーリングなどで便利かも知れないね。

地図の検索機能ももちろんあり、ソースはGoogleマップ準拠なので充分な性能。

2012-10-18 06.39.27.jpg 2012-10-18 06.40.46.jpg




キーワードはもちろん、カテゴリからもざっくりと検索できる。検索対象の範囲を半径で指定できるのも心憎い。下手すると「そんなとこまで歩かねーよ!!」という遠方の情報まで出してくるアプリなどあるからなw

2012-10-18 06.41.39.jpg



ルート検索ももちろんあり。

2012-10-18 06.42.37.jpg

上の画像でわかるように、目的地がカーソル位置になっている。(もちろん、他のあらゆる指定方法で編集はできる)
つまり、カーソルで直感的に「ここへ行きたい」とあわせてやるだけでOKなのだ。カーソルはそういう使い方ができる。
Googleマップなどでは、いちいちピンをドロップしなければならないのに対し(また、いちいちあとで消さなければならない)、カーソルなら気軽にあちこち合わせることができる。


また、鉄道などの乗り換え案内機能まである。

2012-10-18 08.28.26.jpg

この画像でもおわかりのように、サービスが選べてしまうなど、乗り換え案内ひとつとっても隙のない設計だ。いろんな機能がこのアプリにはあるが、それぞれを「一応あります」的に搭載しないのが素晴らしい。


カーソルが威力を発揮する機能のひとつに、ココメール機能がある。

2012-10-18 06.43.50.jpg


これは御存知の通り、「今ここにいるよ!」と第三者などに共有のメールができる機能なのだが、この作者さんは、地図アプリを使用する上でぶつかる小さな問題点というのをよくわかっている。

まずひとつ。普通にこういう機能というのは、GPSで取得した現在地をそのまま送るだけというのも多い。てか、ほとんどがそうだろう。

だけど、GPSというのは完璧ではなく、電波状態によっては結構誤差が出る。
地図を拡大して精細に見たならば、「隣の建物にいることになっている」なんてのはざらだ。ひどいのになると、50m以上ずれているなんてことも珍しくない。

そこで、カーソルを正確な位置にあわせてやればいいのだ。これだと、これから向かう先を事前に共有することさえ可能だ。

しかし! 指で地図上を正確にタップというのは意外に難しいものだ。いくら地図を最大に拡大しても、今いるレストランへ正確なピンを置くなんてことは結構な集中力を要する。不可能と思える場合すらある。
その問題をこのMyMap+は解決している。

カーソルを長押しすると、カーソルの色が変わって、抑えている指の位置から少し上にずれてくれる。つまり、押さえた指でカーソルの十字が隠れない。



つまりこういうこと。

2012-10-18 06.45.49.jpg


これで、超正確にカーソルを地図上の好きな位置にあわせることができる。こういうのひとつとっても、丁寧な作りだなと感心してしまう。


このアプリは、地図上にいろいろマーキングしたり、またそのマーキングした情報をデータ管理していろいろ運用する、という思想で作られている。
個人的にはあまり使わないので、ここで詳細には説明しないが、このデータはPCなどに同期して、PC上の大きな画面で編集・管理などもできる。


アンカー機能を見てみよう。これは言わば、地図上の簡易ブックマークみたいなものだ。
これは最大5つまで、好きな場所にアンカーを置けるというもの。
アンカーはドラッグ&ドロップでもいいし、カーソルを合わせて置きたい番号のアンカーアイコンをタップでもいい。
置いたアンカーは長押しで移動できるようになる。


2012-10-18 06.47.49.jpg


Googleマップなどにおける「ピンをドロップ」との違いは、余計な機能を廃して「ただ、その位置をブックマークする」ということに特化している点。
アンカーモードから簡単に編集でき、即座にすべてを消す(アンカーを戻す)ということもできる。

ピンをドロップしつづけていると、ピンだらけになってしまう。重要なピンも重要でないピンもわかりにくくなってきて、「このピンなんだっけ?」とまでなってくる。また、ピンは大体がタップしてさらに情報画面にいかないと消せない、というアプリも多い。
けどアンカーならひと目でそれとわかるし、パッと消せる。もちろん、パッと置ける。つまり一時的な目印機能として割りきっているわけで、ピンをよく使う人はこういう機能は助かるかも知れない。


Googleマップで言う、「ピンをドロップ」は、このアプリでは「マーカー」と呼ばれ、画面左下のマーカー編集タブからできる。


2012-10-18 06.56.54.jpg


マーカーは、カーソル位置に配置される。ここでもカーソルの恩恵があるのだが、つまりこれまでのように指を長押ししてピンをドロップというのは、便利なようで不便でもあった。
「あ、そこじゃないんだなあ・・・微妙に違うんだなあ」という経験はだれでもあるだろう。
細かい地図には、指は結構でかすぎるデバイスなのだw


マーカーをタップすれば、情報が見られる。そこから発動させられる機能類もぬかりない。

2012-10-18 06.59.02.jpg



マーカーは、色はもちろん、名称やアイコンなども編集できる。

2012-10-18 06.57.11.jpg


2012-10-18 06.57.38.jpg



アイコンはカテゴリから選べばさらに多数のアイコンが選択できる。


2012-10-18 06.57.44.jpg


多すぎてかえって迷いそうだが、しかしまったくおんなじデザインのピンが溢れかえる地図よりはましだ。特にマーキングを地図でよく利用している人にとっては重要だろう。

またそういう意味で、このマーカーを自由にフォルダ分け(グループ分け)できるというのが便利なわけで、このMyMap+のウリでもある。


2012-10-18 06.59.11.jpg



このグループはいくつでも作れる。地図上でグループを選択すれば、そのグループ内のマーカーだけが表示される。
上の画面は、例として映画撮影のロケ地候補をマークしているが、グループを増やせば、シーンごとの候補、撮影日ごとの候補というのを作り、それぞれ管理・閲覧できる。

これを従来のiPhoneのGoogleマップでやろうとしたら、ただ赤色のピンが地図を埋め尽くしている絵になってしまうだけだろう。

グループの編集は、簡易的(表示・非表示、ロック、タイトルなどの変更)なら、画面の右側のグループリストアイコンからできるが、もっと細かくマーカーごとに編集したり、グループの並びを変えたり、グループそのものを削除する場合は、画面右上のメインメニューボタンからすすむ。

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先にも述べた通り、このマーカー情報はPCなどに同期でき、PCの画面で管理したりできるし、このアプリが入ったデバイス同士なら、データをBluetoothで受け渡しができてしまう。数人で連係して地図を使った作業をする時など、シーンによってはこの上ないツールだと思う。
とにかく、「デバイス上のデジタル地図を活用する」という意味で、この作者さんの考えつく限りのアイデアと機能を提供しようとしている姿勢がすごいと思う。まだアプリは不安定な部分もあるものの、今後も応援したい。


まあ、多機能なので、ここですべては紹介しきれていないが、マーキングとその管理機能をさておいても、地図アプリとしての基本的な機能は網羅されているので、普通に使うという意味でも充分だ。
もちろん、iPhone5の4インチディスプレイにも対応しているし、まさに「落ち度がない」アプリ。

地図のズームと、カーソルの概念に慣れが必要なものの、それはGoogleマップに慣れすぎてしまっていただけであって、これまで説明したような「作者の意図」に気づくと、頭の切り替えも楽になる。そしてこっちに慣れてしまえば、逆に「他に戻れない」くらい使い勝手が良いと言えるだろう。

もっと詳しい公式オンラインマニュアルがある。


マイマップ+オフィシャルサイト

マップをPCのWebブラウザで共有


MyMap+。85円はアプリとしては底値なので、iOS6のマップに頭を悩ませてる方、いい地図アプリをお探しの方は、試されてはいかがでしょうか。


であであ。


posted by ORICHALCON at 09:35| Comment(5) | TrackBack(0) | Mac & iPhone
この記事へのコメント
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