2012年10月15日
ゾンビの真実
ゾンビの真実 The Truth Behind Zombies
あははは。いいねこれ。
Huluにて視聴。
映画ではなく、ドキュメンタリです。
ゾンビを科学的に検証していくというもので、しかも制作はナショナル・ジオグラフィックですwww
科学者や学者、ゾンビ研究家、催眠療法士、疫病の権威などが出てきて、大まじめにゾンビの科学的可能性を語り、検証していきます。
「ドラえもんのタケコプターは実現可能か?」みたいな、空想科学読本のような感じですかね。
日本で言えば、「ゴジラの存在は科学的にあり得るか」みたいな具合かなw
僕はこのブログでもちょっと触れているように、大のゾンビファンです。
キング・オブ・モンスターといえばゾンビ。
クリーチャーとしてのゾンビの魅力は、なにより「元は人間」ということで、下手すると自分の家族かも知れないという恐怖。この恐怖、他のクリーチャーにはないものです。
ゾンビは現在、世界でもっとも人気のあるモンスターでしょう。
ゲームの世界では特に顕著で、iPhoneのゲームアプリを「Zombie」で検索すれば、数万レベルで出てくる。
クリスマスになると、「サンタクロース vs ゾンビ 」として、世界でどちらがより多くネットで検索キーワードに使われているかを比べたり、世界でどのくらいゾンビ関連の語句が検索されているかを見られるマップがあったりする。
http://walyou.com/zombie-map/
これを見ると、アジアでは非常に日本が多いのが面白いやね。やはりバイオハザードを生んだ国だからかな?
どれだけ検索されているかというのは問題ではなく、「どれだけ検索されているか」を検証されてしまうところまで来ているキャラクターだということが興味深い。どんなに世界的キャラクターのミッキーマウスでも、ミッキーマウスがどれだけ検索されているかなんてのは、話のネタになったことなどない。
少なくとも、ナショナル・ジオグラフィックがこういうかたちで取り上げるところまで来ているコンテンツだということは、やっぱりちょっと普通じゃないと思うw
ゾンビが他の恐怖性コンテンツ(モンスター、災害的脅威などなど)と比べて、これだけ人々の関心を引く理由は、その特異な特徴にある。
1.人類の滅亡、世界の終焉に直結する
死人に溢れかえった人類の終焉は、隕石衝突のような、あっという間のアルマゲドンのほうがまだましに見えるし、これに比べたらゴジラの脅威なんてまだかわいい。
2.感染によって拡大する
ゾンビに襲われる恐怖というのは、この感染というファクターの影響も大きい。
つまり、自分がゾンビになるかも知れないわけで、それは下手すると単純な死の恐怖を超えている。
3.個体によって個性がある
人間がクリーチャーなので、そのキャラクター性に枠がない。
4.人を食らう
人が人を食すというこのカニバリズムは、人間の根源的タブーであり、人間の尊厳への宣戦布告である。
また、人が人に噛み付く・食べると行為は、人の潜在意識の中で、性的な意味合いにつながっている。
ゾンビという存在の世界的認知は、明らかに映画が育てたものだ。このドキュメンタリでも、「28日後」などを検証の例に用いている。しかし、ゾンビそのものは、本来は映画が生み出したものではない。
ゾンビの語源は、コンゴのアニミズム信仰の神、ンザンビ(ンジャンビ : Nzambi)からきている。
映画におけるゾンビの元ネタは、ハイチのブードゥー教における仮死状態の奴隷伝説のことで、極端な伝承では、死んだ人間を蘇らせ、奴隷化したものを指す。
これを元に、1932年に「ホワイトゾンビ(恐怖城)」という映画が製作される。映画史上初のゾンビだ。
だけどこれは人為的に創りだされた、いわば「フランケンシュタインの人造人間」に近く、劇中でも重要な扱いではない。
現代に通ずるゾンビ像を確定したのは、1968年、ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」だ。
この時点で、「人を襲って食らう」と、「噛まれると感染する」という項目が生み出されている。
つまり、ゾンビを科学的に考察する場合、
・ブードゥーなどの伝説における、人為的なゾンビ
と、
・(映画で描かれるような)疫病・症候群としてのゾンビ
の二面が最低でも必要となる。
で、このドキュメンタリはちゃんとその2つの方向から検証しているwwww
しかし、ナショナル・ジオグラフィック制作の名の元に、学者たちが真顔でゾンビを語っている絵は奇妙な感覚に襲われる。
「いや、そんなに真顔じゃなくてもwww」と、なだめたくなってしまうw
ブードゥー教方面から切り込むと、「薬品」や「催眠(暗示)」というかたちで検証されていく。
症候群としての考察では、そういう感染ウィルスの誕生はあり得るかというかたちで検証されていく。
「映画のようなゾンビ」となると、症候群としてのゾンビということになるが、科学者の意見によると、そういうウィルスはまったく不可能ではないらしい。
たとえば狂犬病ウィルスと、インフルエンザのウィルスが交配したなら、近いものになる可能性もあると言っている。
ただ、「28日後」のような、噛まれた瞬間に感染し、即座に発症、ゾンビ化というのは絶対に起こり得ないと断言している。特にゾンビは脳が侵されて、その体のコントロール機能を失うわけだから、バクテリアが細胞間に入って増殖し、脳に達するのにどんなに早くても2日は要するはずだとのこと。
などと、まじめにやってるのが面白いw
ゾンビがぎこちない動きをしているのは、元祖のロメロ観からすると「死体が蘇った」からなのだが、その「死者が蘇る」という部分は無視されている。やはりこれを科学的検証へ持ち込むのは無理があるようだ。
このドキュメンタリによると、ゾンビの動きがぎこちないのは、小脳にダメージを負っているということらしいがw
また、ロスアンゼルスにゾンビが発生した場合について検証するトピックもある。
これについて語るのは、ゾンビ・リサーチ・ソサエティの会員なのだが、彼はいつでもゾンビ・ストームが起きてもいいように準備万端を整えている。
「72時間キット」なる、携帯食料などを詰めたパックを用意し、避難場所まで定めているwwww
で、ロスアンゼルスにゾンビが発生した場合について、あれこれ語るのだが、いいのかよこんなのまじめにやってナショナル・ジオグラフィックw
まあ、いいんじゃないかねw
物足りない感じもあったんですけどね。というのは、観ているこっちの想像を超えた検証や発見がない。
「うんうん、まあそうだろうね」という程度なんですよね。
ただ感心したのは、ハイチへ行って、きちんとブードゥーのボコ(司祭)たちに取材していること。これによって、カルトに見られがちな、ブードゥーのステレオタイプな偏見の払拭に貢献できているとも言える。
ナショナル・ジオグラフィックがゾンビなどという素材をこうして扱うのに驚きだが、ラインナップを見ると結構こういう内容のドキュメンタリを制作しているのに気づいた。UFOだの、幽霊だのってのをやっている。
面白そうなのは、「ビッグフットの証拠」ってやつ。
アメリカからカナダにかけて多数目撃されている、類人猿伝説。
ビッグフットの有名な証拠として、50年前に撮られた映像フィルムがあるのだが、それをコンピュータ解析するらしい。
見てみよっかな〜ん。
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Posted by スーパーコピー時計 at 2014年05月09日 14:46
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