自分にとっては神的存在だった黒澤 明の訃報もショックでしたが、スティーブ・ジョブズの訃報の方がもっとはるかにショックでした。
まずなによりまだ若く、波に乗った「現役」状態だったというのも大きいですが、黒澤とジョブズの違いは、黒澤は僕の生活になんら関わりはなかったけども、ジョブズは僕の生活そのものを変えた、ということです。これが大きい。
そう、ここ5年でジョブズは世界中の多くの人のライフスタイルに影響を与えてしまった。
それがいなくなっちゃったんだから、寂しいですね。
さて、今日の本題です。

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やっとアップデートきました。一応、iOS6対応、そしてiPhone5対応。
ただし、まだバグがある。
そしてなにより、驚くべきことが。なんと、無料化された。
ちなみに、前バージョンにおけるダッシュボードのバグ(サムネイルが反映されない)は、今バージョンで解消される予定だった。その約束は守られたわけだけど、こうしてずいぶん待たされてしまったのは、この大幅なメジャーアップデートの仕上げに時間がかかったからでしょうね。
あと、前バージョンにおける、読み込みバーが止まって消えないバグは、iOS6のバグ。これはSafariでも裏で起きている。
とにかくまず、現バージョンの現在わかっているバグについて。
ジェスチャー設定画面で、下までスクロールするとクラッシュします。
少なくともこれはiOS6 & iPhone5環境で起こります。
とにかく、このおかげでジェスチャーの「三本指による」設定以降がいじれない。
これはすぐ報告され、修正されるでしょう。
ずいぶんと仕様を変えてきたので、今までのユーザによっては賛否がわかれそうだが、Mercuryという"コンテンツ"がこれからも新規ユーザを獲得しつつ長い息でやっていくには、正解な方向性かも知れない。
基本的にiOS版Chromeにかなり影響を受けていて、それにフルスクリーンや画面上タブなどを搭載した感じ。つまりは、高機能なChromeを目指すといった具合かな。
ただ、個人的には「Mercuryよ、君なりの個性はどこへいった!」と言いたくなるほど、Mercuryらしさが消えつつあるのが寂しいw
それくらいに後発のChromeのノリに侵食されており、UIはもちろん、読み込みのプログレスバーの位置やデザインまでも同じにするなど、恥ずかしげもない歩み寄りにちょっと動揺を覚えるw
Mercuryは、なにより高機能で速く、わかりやすい(よくある感じという意味の)UIの、ちょっと硬派なブラウザというのが魅力。「できないことはない」というほど機能が網羅されており、つまりはSafariから置き換える"有料ブラウザ"ならこれ、という存在だった。
だけど今回、無料化したというその意味は、もうすでにこれまでのMercuryではなくなりつつあるということ。
これまでの十徳ナイフのような機能美は、逆にブラウザそのものを不安定にする。実際、決して安定したブラウザではなかった。
有料である以上、バグ・フィックスにも追われるだろうし、それならいっそのこともっとシンプルにして、無料にしてしまおうという方向にシフトしたと言える。
なぜなら、これから先のiPhone、スマートフォンのブラウザの在り方として、これまでのMercuryはすでに時代遅れになろうとしていると言えるからだ。
開発源のiLegendSoftはそこに気づいたのかも知れない。
要は、スマートフォン用ブラウザアプリは、有料Appとしてはあまり未来がないということ。お金を出して買うという時代じゃなくなりつつある。
Mercuryは明らかに「iPhoneにおけるサードパーティ製ブラウザのフラッグシップ」と呼べる代物だったが、それはまだつい最近まで「スマートフォン夜明け時代」だったからだ。いや、まだまだ今も「夜明け」なのだろうけども、スマートフォンはものすごい加速力でユビキタス化しており、数カ月前での需要が、今ではまったく様変わりしているということも起こる。
これは個人的見解にすぎないのだけども、これからのスマートフォンのブラウジングはもっとシンプルになる。
極端な言い方をすれば、iPhoneからSafariが消えるかも知れない。
ブラウジングそのものがスマートフォンそのものの機能となって、Appでその機能を分け隔てるということがなくなる、と。
通知センターに取り込まれたTweetとFacebook共有のボタンなどがいい例で、少なくともつぶやきはもうAppを必要としなくなっている。
ブラウジングそのものも、Twitterアプリ、Facebookアプリ、Instagramアプリ、etc...でそのままできるようになっている。
下手するとSafariより、TwitterのAppでブラウズするページ数の方が多い、という人すらいるかも知れない。
つまり普段の必要最低限のブラウズにかぎっては、専用Appは必要なく、Safariですら出番が少なくなりつつあるとも言える。
大抵の人はネットを見るとしたらいきなり検索から、ということも多いだろう。
それならiPhoneのSpotlight検索からいきなり検索で構わないわけで、それならそこからいちいちSafariが起ち上がる必要がないことにも気づく。
このブラウズAppを必要としないブラウジングの設計はどうやるのか、というのはAppleだのGoogleだのが考えればいいのだけれど、僕だったら、iPhoneの場合ならもう、ブラウズはホーム画面の1ページに組み込んでしまうといいかも知れない。
iPhoneはホーム画面から左側へ移動すると、Spotlight検索だ。ここがもう、ブラウジング機能の画面でかまわない。まあ、たとえばの話ですけどね。
ブックマークは今や、クラウド経由での同期の時代ですから、ブラウザごとに管理するというのはもう意味がない。
そう、デバイスごとに、となってくる。
それならやっぱり、デバイスにブラウザAppが単体で入っている必要はなく、そのデバイス内のブックマークをデバイスそのものがブラウズするようにしたらいいということになる。
とまあ、こういったわけで、極端な結論としては、サードパーティによるブラウザAppの需要は、これから右肩下がりになり、下手すると消滅すると僕は思う。ましてや有料となると、よっぽどの革新的設計でないかぎり、ビジネスコンテンツとしては難しくなっていくだろう。
だから、Mercuryはシンプルかつ妥当な設計のものを、無料で配布するという方向へシフトしたと思っている。
Mercuryを使用する大きなメリットは以下。(ただし、今やメリットと呼べるか疑わしいのもある)
・フルスクリーンモード
・古典的なタブブラウズ
・ダッシュボード
・スクロールバー
・ジェスチャー機能
ということになる。ブラウジング速度は、Safariが並んできたので、あまり大差ない。
とにかく、現バージョンをちょっと覗いてみよう。
まずはタブブラウズ状態。

下のツールバー、右端のスクリーン切り替えボタンでフルスクリーンにできる。

タブブラウズ状態なら、検索バーから検索できる。
検索先もいくつか選べる。

Wikipediaもあるので、Wikiをもうブックマークしておかなくてもいいかもしんない。
Safari搭載の「リーダー機能」も追加された。スマートフォンでのブラウズでは機能を発揮する。

スクロールボタンも健在。ずいぶん小さくなってしまったが。

タブブラウズの状態で・・・・

下にスクロールすると、おわかりだろうか、URLバーが消える。

ここでURLバーを出したい場合、タブをタップする。するとまた表示される。

タブが複数ある場合、スワイプで横スクロールできる。

タブをちょい長押しして動かせは、タブの順番も入れ替えられる。

機能画面を見てみよう。ジョブズの一周忌ということで、Appleのサイトがこんな感じに。
画面では、「スクロールバー表示」がONになっている。

ここでタブを押して移動してもいいが、スワイプでも「機能」「設定」間を移動できる。


設定を見てみよう。
以下が全設定。
ずいぶんとシンプルになってしまった。別段、特筆することもないw

先述した通り、ジェスチャー設定画面だけがバグでクラッシュする。(少なくとも僕は)
新機能として、Evernoteへの共有というのが追加されたが、「だからなんなんだ」という代物w

開いているページをまるごとEvernoteへ保存するのかと思ったら・・・・


ただのブックマークとかわらんwwwwwww
Twitterは、開いているページのURLをつぶやけるというもの。もちろん、コメントも入れられる。
とまあ、ざっとこんな感じだが、少なくとも間違いなく、以前よりは安定したブラウザになっているはず。App自体の容量も少しだけ減った(テーマなんかなくしたらもっと減るだろうに・・・)。
フルスクリーンとダッシュボード。この2つだけでも大きいので、僕はやはりSafariではなくこっちを使用していくと思うけど、正直どっちでもよくなってきてしまった。
そもそも、ブラウズそのものをあまりガンガン使わなくなってきたというのもある。
つまり、先に書いたように、そういう時代になりつつあるということでしょうな。
ところでこのアップデート、ジョブズの一周忌にあわせたのかな?w
んなこたあないかw
iPhone5には満足していますが、これはAppleの製品であって、もうすでにジョブズの製品ではないんですね.....

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