iPhpne5への機種変により、初体験のSiri。
この音声コントロール機能、実はあまり期待していなかったというか、「使わないだろう」という固定観念が。
「わざわざ手で操作しなくても、しゃべるだけで・・・」というのに対し、「わざわざしゃべるのか!」というアタマだったのだ。
「手のほうが早い」という考えはつまり、Siriの性能を「どうせまだ発展途上中だろ」と見下していたということであります。
スマートフォンのフリック入力は、マスターすると、携帯での文字入力が劇的に変わる。数倍の速さになる。
先日、知り合いの方がAndroidで一生懸命ガラケー打ちしているのを見て、「なぜフリック入力しないの?」と聞いたら、「まだよくわからない」と。
いずれSiriの性能がさらに向上した時、手打ちしていると「なぜSiri使わないの?」と言われてしまう日がくるのだろうかw
ということで、せっかくなのでちょっといじってみた。
基本、目覚ましセットくらいはサクっとやってくれる。
"明日8時に起こして"とイージーに伝えてみる。
ほう。やるな。
こういう場合、"明日、8時に、目覚ましをセット"と、なにかこう慎重に、丁寧に言わなければだめかと思っていたけど、普通に話しかけるようにやるだけでいけるのだな。
"3時間後に起こして"
ほ〜っ。
思ったより頭いいかもしんない。
んじゃ〜、いつも面倒だなと思っている予定追加をやってみるか。
"明日予定を追加"
ここまでは順調。
うはw そうだった、明日は福ちゃんの芝居観に行くんだったw
"キャンセル"と伝える。
するとこうなった。
なるほどな。
これじゃテストにならんので、空いてる日に適当に入れてみる。
"10月5日歯医者に行く"
こんな感じ。歯医者に行く予定なんぞはありません。歯は丈夫なのです。
カレンダー見ると・・・入ってますな!
テキストの音声入力を試してみよう。
どうやら、句読点の、「、」は"てん"、「。」は"まる"と言うと入るようだ。
で、「 ? 」は"ぎもんふ"や"くえすちょん"、「 ! 」は"かんたんふ"や"びっくりまーく"で入力される模様。
ということは、「こんにちは。お元気ですか? 僕は、元気です!」と入れたい場合、
"こんにちは まる おげんきですか ぎもんふ ぼくは てん げんきです かんたんふ"
と言うことになるw 改行は"かいぎょう"で可能。
どれ、なんかしゃべってみるか。
メールの返信と想定してみる。
画面は、メモとして普段使用しているEvernoteです。
おおっ、普通に一発で入ったw
もっと支離滅裂なのを期待してたのにw
ブルーの点線ラインのある場所は、音声入力時の候補変換可能の部分。タップすると修正できる。
なるほど。「箸」→「端」とかねえ。
もっと長文を一気に、そして適当にしゃべってみた。
お! ちゃんと入ったよ! 修正いらずです! やりますな。
つか、「かなぁ」とか、語尾の具合をちゃんと拾ってますなw
役者でもありますから、「外郎売」を一気に入れてみるwww
うはw
ここまで一発で入るならいいんじゃないでしょうかwwww
実際の外郎売の口上出だしは以下。
拙者親方と申すは、お立ち会いの中(うち)に、
御存知のお方も御座りましょうが、
御江戸を発って二十里上方、
相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへおいでなさるれば、
欄干橋虎屋藤衛門(らんかんばしとらやとうえもん)、
只今は剃髪致して、円斎と名乗りまする。
「二十里」が「20時」となってしまってますが、こりゃ滑舌の問題かと思い、何度もやりなおしてみたけど、どうも「二十里」自体を認識しないみたいね。どうしても「21」とか「二重売り」とかになってしまう。
つまり、ただ音声をテキスト化するんではなくて、日常的に使われる文章を構築することが優先になっているということだなあ。
「二十里」なんて絶対いまどき使わないものなあw
「二十里上方」が、「20時髪型」になってしまった以外は完璧です。
これだけ使えるなら、こりゃあたとえば、目の不自由な人でもメール送れるよな!!
iPhoneのテキスト音声読上げと組み合わせたら、もう鬼に金棒だねえ!
このテキスト読み上げもかなり精度高いようで、この外郎売を読ませてみた。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
うむ。ほぼ完璧ですねw
音訓の差は許容できる範囲ですしね。
ふーむ、もうちょっとこのSiri、探検してみるかなあ〜。