千秋楽を新宿 サニーサイドシアターにて。
作・別役実
演出・石井一十三
出演・石井ひとみ 紫竹芳之
「新宿サニーサイドシアター 二人芝居演劇祭参加作品」となっていて、参加している4作品のひとつのようです。
観劇チケットの半券で、他の作品も一回ずつ観ることができてしまうという・・・・お得ですな!
去年の青果鹿の芝居において、舞台監督としてお世話になった小田史一さんが、やはり舞台監督として参加しておられます。
とは言いましても、実はこの公演は道を歩いていて偶然発見いたしましてね!!w
外に貼られていたリーフレットに小田さんのお名前を見つけて、「おお!?」となりまして、飛び込んだのでございますw
演出は「石井一十三」となっていますが、これはきっと出演の石井ひとみさんのことだと思います。
作者である別役実といえば、「不条理劇」というのが浮かんでくるのですが、やはりこの作品もどこか論理的には処理できないようにみえる男女のやりとりでつづられています。
この作品が、別役作品群の中で「不条理劇」と目されているのかどうかは知らないのですが、ただ、本当の不条理などというものはこの世に存在せず、あったとしてもそれは作品としては成り立たないわけで、不条理に見えていても、そこには必ず整合性に裏打ちされたものが支えている。
別役作品が他の「不条理遊び」的作品と違うのは、この整合性が結果的に美しい。
時に「不条理っぽい」作品は、「言葉遊び」にふけることが多いのだけど、別役作品に無駄なセリフはひとつもない。
などととやかく言ってますが、とにかく非常に面白かったです。観てよかった!!
冒頭、出演の紫竹芳之さんの尺八ではじまるのですが、一朝一夕の演奏力ではなかったのでちょっと驚いていたところ、やはりプロだということを小田さんから伺いました。
楽器の演奏から始まる・・・というのもいいもんですね! ひきこまれました。
そして帰りは・・・近くの末廣亭に寄って落語鑑賞w
なかなか有意義な夏の休日でした。
2012年08月27日
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