2011年05月12日

シズオカ!!

Facebook経由で友人からお知らせいただきました。前の記事でご紹介したシズオカ×カンヌウィーク 2011 の記者発表会の模様が、USTREAMで視聴できます!

視聴ページはこちら


あらためて考えてみると、すごい時代になったもんです。一昔前なら、"あの時のあの自分"をこんな風に見られる機会なんてなかったですからね・・・

まさに加速の時代だなあ。


しかし・・・・僕・・・ぬるい・・・

もっとちゃんとした格好してきゃよかったな(>_<)
「こういうとき、気張っちゃいけないんだ!!」みたいな脱力思考があるんですが、やはり気張るべきでした!


前夜祭でのトーク(バネルディスカッション)の模様も配信されています。


視聴ページはこちら


テーマは、「静岡の常識は世界に通用するかもしれない!?」みたいな感じで、とはいいつつも、ゆる〜く静岡を語るおもしろトークw

しかし、自分たち(もしくは自分たちの地元)を客観的に見るのって、面白いけど、結構むずかしいもんなんだな〜w


僕は東京出身だけど、人生の9.5割は横浜なので、もう横浜出身みたいなつもり。
で、よく「横浜住んでます」って言うと、「おー、横浜ですか! おしゃれですね〜」って言われるよね!!

そこで横浜人が思うのは、「え!? どこが!???」ってやつ。(ここで横浜人たち"あるある!"連発)

どこにおしゃれなとこなんかあるの。ないのよ!!


静岡の魅力のヒントは、静岡おでんにあるね!
静岡おでんがなんであんなにうまいかっちゅーと、あれは東西のいいとこどりだからでしょ!

関西風とも関東風とも、どっちにもつかない。そう、静岡って東西の中間地点みたいなもんで、いい意味でグレーゾーンなのだ。


世界の三大料理で、中華、フランスときて、トルコ料理がエントリされるのだが、「え、なんでトルコ?」って人もいる。

中華料理は東洋の雄、フランス料理は西洋の雄、で、トルコ料理はどっちにもつかない、中間料理。
トルコは厳密にはアジアだが、すぐ後ろがヨーロッパで、要は西洋と東洋がぶつかり合うボーダーに位置しちゃってるため、バタ臭さが違うわけだ。

だから静岡おでんはトルコ料理なのだ論。


「それを言ったら名古屋は?」と言う人もいるかもだけど、あそこはどっちかっつーと、「関西寄り」でしょ!
だけどまあ、たしかに味噌ダレなんて濃い味の文化があったり、関西と関東の混血みたいな風合いもあるけど、あそこは「良くも悪くも」という前置きがつくw

静岡は「良くも良くも」になれる可能性を秘めてると思うんだなあ。



トークにも「静岡の人はゆるい」というような会話が出てくるけど、たしかに「ゆるさ」は感じるw 「ゆるさ」というか、「のんびり」という感じで、「あはは、いいんじゃないw」って感じw
特に男性がみんな草食系の印象があったw 個人的にはとてもシンパシィを感じてしまうのだが、ともかく木下惠介とか志茂田景樹を生んだとこだしな!

秀吉はガツガツしてたけど、家康はそうでもないしな。家康が肉食系だったら、秀吉はああも簡単には関白になれんかったっしょう。


シズオカ×カンヌウィーク 2011 を今後もさらに発展させていくなら、この「いいとこ取り」を「ゆるく」、鼻歌まじりで加速させていくのが良いと思うなー。

シズオカ、カンヌ、映画、それを軸にいろんなものをごった煮にしていく。これをあんまりガツガツと前のめりにやっちゃうと、「なにやりたいのw」って突っ込まれるので、理想は「気がついたらすごいことになってたwww」みたいなのがいいね!


個人的には、映画の部分はもっとコアになっていってくれたらなあと思います。カンヌ映画祭もオスカーに比べるとコアだしね!w
カンヌは行けないけど、静岡だったら行ける!って人が、開催時に遊びに行くような規模になれたら良いな〜。


トークを拝見してて驚いたのは、静岡市が劇団カンパニーを所有していたということ。
これは特筆もので、日本の各自治体は見習うべきですよね。

古い話、竹下政権がふるさと政策で、各自治体に1億円配ったりしたでしょう。
日本人ってのはこういう金の使い方は下手で、各地でつまらない石碑だとか記念館とかたてたりしちゃってたわけだ。
多くはそれを元手に劇場ホールとか、カルチャーセンターとか作ったりもしたわけだけども、地方にそんなもの作ったところで、大して利用されないのが現状。

地方が故に利用する人たちにかぎりがあるからだが、だったらその金を「利用する人たち」の開発・育成にまわすくらいのセンスが欲しかった。

つまり、劇団でもいい、オーケストラでもいい、そういったものを開発して、むしろ外で活躍させるくらいの気概があれば、1億円も相当生きてくるだろう。



静岡には、フィルム微助人(びすけっと、と読む)というフィルムコミッションがあり、これは東部、沼津市あたりが中心になっちゃうのだが、静岡におけるロケ誘致やサポート活動を行っている。
沼津出身の映画監督、原田眞人さんのワークショップなども開催していて、僕も息子さんの遊人くん経由で誘われたりもあったんだけど、その時は参加できなかった・・・でもその時から、このフィルム微助人は気になっていた存在。

静岡は、海あり山ありなんでもありで、なにげにロケ環境としては魅力あるところ。静岡は映画の舞台背景として、まだまだ可能性を秘めていると思う。
だから静岡大学の映研あたりを火付け役にして、静岡発のショートフィルムの製作・発信などもテコ入れしてみてはどうかなあ。
静岡教育映画社(だっけ・・・)とかにこれらをうまくかけてもらって、静岡内でまず認知させていき、眠っているクリエイターを刺激する。

映画は総合芸術、だなんて言われたりもするけど、なにも映像クリエイターでなくても、音楽や絵画、役者、ダンサー、なんでもいい、そういう人たちも関われるのが映画だったりするし、この時代はまた、映像を気軽に作れる時代でもある。コッポラも、「パソコンと、高性能の安いカメラの発達で、街の普通の女の子が映画監督になってしまう時代が来た」と、FinalCutのプロモでも言っている。

特にこれからはショートフィルムの時代がやってくる(てか、もうきてる)ので、静岡発のショートフィルムを将来、逆にカンヌへ送りつけるくらいになったら最高だね。

地域で、その地域を中心としたショートフィルムの開発に力をいれているところはまだないので、どこが先にやるか、なのだけど、この際シズオカで!!

もちろん、カンヌ市のクリエイターの作品も募集する。それでカンヌウィーク開催時にまとめて上映すれば、ショートフィルム好きは結構いるので、県外からの客も見込めるかもね!

とにかく「映画」というキーワードをどこまで高めて、人々に「わくわく」させるか、が鍵で、映画好きにどのくらい「へえーすごいね!」って言わせられるかにもかかっていると思うので、こういった、よりコアなクリエイト性も付加させられていったらいいなと。


あ、もうこんな時間。もっと書きたいけど、おやすみなさい(>_<)



posted by ORICHALCON at 04:12| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
改めてオメデトウーゴザイマース。
動画拝見しましたよ。
(名前間違えられてましたが)
髪も無事、カットしたんですねー
秋葉の理容室でしょうか?(フフフ)
Posted by kotobuki at 2011年05月15日 22:11
カンヌつながり。でもないですが。
『ゾンビランド』DVD買って観ました。
いやーいいですね!びっくりしました。
ここまで俳優とキャラクターが完璧に合ってるっていうのはスゴイですね。
僕はこの映画、「ゾンビ・ロード・ムービー」だと思ってます。勝手に。
あの、次第に打ち解けていく感じ、美しいグラデーションを描いて挿入される細かいエピソードなど、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を越えてます。多分。

なんか『ショーン・オブ・ザ・デッド』を見返したくなりましたよ! 『ゴースト・バスターズ』もですけど(笑)

ホラーとコメディって本当、相性抜群ですよね。恐怖と笑いって考えると、なるほど、と納得いきますね。
Posted by アングツ at 2011年06月06日 13:38
おおつ、コトブキ嬢、コメントくれてたんだ!
新宿じゃねーよw
動画、DVDに焼くなよ?w
Posted by ORICHALCON at 2011年06月08日 08:35
アングツさん、観ましたか! ゾンビランド!
良いよね!
まさにロードムービーだよね!
てか、DVD買ったのかw なんていい買い物!

ゾンビ + コメディっつーと、トホホなものになりやすかったのだが、こうきっちり作るというのが正解だったわけだわね〜

お忙しそうですが、お身体お大事にっ。
Posted by ORICHALCON at 2011年06月08日 08:44
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Posted by ルイヴィトンコピー at 2014年06月14日 17:21
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