ライバル・アプリといえるGoodReaderは、この機能はアドオンの購入で追加できたのですが、iFilesは標準機能として追加されました。
というか、気づかないうちにGoodReaderは600円になってるのね!!!!
つまり、アドオン込みこみで販売してるっちゅうことですかね?
はっきり言って、GoodReaderの600円は高いな〜と思います。
iFilesがFTPやクラウドに対応した今となっては、個人的にはGoodReaderはもう必要ありません。もしこれからどっちかを買おうとしている人は、iFilesでいいんじゃないかと思います。まあ、iFilesも350円→450円に値上げしたようですが。
iFilesへの最後の要望は、Evernote対応と、写真読み込みの一括指定。これだ! これらができるようになったら(この調子だとなると思いますね)、もうiFiles一本でOKです。
ただ、前にここでも紹介したように、ビジネスユースでハードに使い倒すなら、GoodReaderもおすすめです。まずPDFビューワなどの機能が優れており、Zipの解凍も確実、UIにメモリを使用していない分、全体の動作も安定しています。
iFilesは日本語エンコードにまだ難があり、いざという時に頼りになるかどうかが不安です。
ただ、iPhoneでどれだけの人間が、どれだけZipを解凍したりする機会があるか疑問なので、とにかくiPhoneを少し便利にしたいなと思う人はiFilesで充分、ということになります。
iFilesは万人にすすめられるアプリで、GoodReaderはさらにドライな要求の人に向いている、という感じです。
過去のiFiles・GoodReaderの紹介記事はこちら その1 iFilesの使い方
過去のiFiles・GoodReaderの紹介記事はこちら その2 両アプリの比較みたいなやつ
iFilesのFTPについて、ちょっとご紹介してみましょう。
iFiilesはダッシュボードという画面があり、そこで+(プラス)ボタンを押すと、サービスの追加画面になります。(2画面分つなげてます)

各サービスをタップすれば、設定の画面にすすむことになります。
FTPを押してみましょう。こういう画面になります。

ここで接続したいFTPの情報を入力・設定します。
一番下の Advanced で、さらにオプショナルな設定ができます。

Set Download FolderをONにすると、HOME領域にFTP接続先のサーバからのファイルダウンロード用フォルダを生成できます。
こんな感じ。ダウンロードしたものは自動でここに放りこまれます。

また、同じ設定画面の下にあるPasscord をONで、接続する際に別途にパスワードを求めるようにできます(パスワードは専用のものを設定します。FTPサーバのパスワードとは別の物)。これを機能させておくのは、セキュリティ上好ましいと言えますね!
設定して追加すると、ダッシュボードに追加されます。(アカウントが特定される部分はモザイク処理させてもらってます)

一番上の「HOME」がファイルなどが格納されている領域ですね。
その次に、「オリハルコン」とありますが、僕の利用しているサーバです。このブログが設置されています。
僕は人に大きいファイルを渡す時など、頻繁にこのサーバにアップしてURLを相手に送信、ダウンロードしてもらう・・・というように、宅ファイル便のように使用しているので、よくアクセスするのです。一般のクラウドサービスだと、こういう共有化はすんなりといかないですね。できたとしても、相手もそのクラウドのアカウントを取ったりしなきゃなんなかったりしますしね。
さて、ではサーバにFTP接続してみましょう。タップするだけでつながります。パスを指定していれば、もちろんそこからつながります。下のソート・アイコンから、表示のソート方法も指定できます。

Edit で、ファイルのリネーム、ファイルの移動、削除や、ダウンロードなどができます。
これらは目的のファイルをサッと指でスワイプするだけでも、コンテクストメニューが出るので、そこから一連の作業へ移れます。
ひとつダウンロードしてみましょう。
こういう感じです。

Download を選択すると、ダウンロード・フォルダへ持ってこれます。ダウンロード・フォルダを生成していない場合は、ダウンロード先を指定してやるだけです。
複数を一括してダウンロードしたい場合は、Edit を押して、任意のファイルを選択してから、アンダーメニューの Download で一気に行えます。

逆に、iFiles内のファイルをアップロードしてみましょう。
やはり、アップロードしたいファイルを指でスワイプしてメニューを出します。そこから Upload を選択します。

そして、アップロード先のサーバを選択します。この例では「オリハルコン」へ持っていきます。

サーバへ接続すると、どのルート、フォルダへ入れるかを選択できるようになっています。入れたい先へ Select で進んでいけばOKです。
今見ているルート、たとえば一番最上層へそのまま入れたい場合は、アンダーメニューの右下にある Root Folder を押せばOKです。

複数を一括アップロードも、先程の一括ダウンロードと同じ手順です。
iFilesの良い点は、画像などはサムネイルプレビュー化してくれることですが、さすがにFTP接続先のものはできないようです。ただ、Dropboxなどは可。本家のアプリでもしてくれないので、これはさすがですね。
FTPひとつとっても、GoodReaderより直感的かつ、楽しく扱え、iPhoneならではの感じに仕上がっています。
ただ、GoodReaderはテキストエンコーディングが指定できたり、また動作がとてつもなく安定しているので、シビアなユースには頼もしいでしょう。
というかまあ、FTP機能を必要とする人はごく限られていると思うので、今日の記事もコアなわけですが・・・・