
Mercury Pro 115円
涼しくなったと思ったらまた暑いですなっ;
なんかこのブログも、iPhoneアプリ・レビューブログみたいになってきちゃったけど.....まあいいんじゃないか。
さて、iPhoneを手にしたら、まず使わずにおれないのが、ブラウザでしょう。
いつでもどこでも、インターネットによるフルWebサイトを閲覧・利用できるというのがスマートフォンのいいところ。
問題は携帯サイトが見られないというところですが、そういう場合はKeitaiEmuなどの無料アプリを使うといいですね。
これはiPhoneを携帯エージェントとして偽装アクセスすることによって、携帯限定のサイトの閲覧を可能にするというもの。
ただし、それでも見られないサイトとかも当然あるので、100%の過信は禁物。グリーやモバゲーなどは無理です。そもそも、これらがiPhoneに対応してませんからね。
僕は、KeitaiEmuは、ブログの更新サイトの携帯版へアクセスするのに重宝しています。
さておき、そういうわけでiPhoneによるサイト閲覧ですが、iPhoneにはiPhone版Safariが搭載されており、まあ、これでなんでも見られるわけだ。
なのにわざわざお金出して、別のブラウザアプリを買う必要があるのだろうか。
あるのです。
とにかく、いろいろと試してみて、「これだな」と思った、Mercry(マーキュリィ)を今回はご紹介します。
サードパーティ製のiPhoneブラウザアプリは、他には有名どころのAtomic や VanillaSurf、OperaにiCabなどいろいろあるが、それぞれ触ってみて「どれかひとつにしろ」と言われたら、僕は迷わずMercuryだ。
すべてのブラウザをレビューしたいところだが、めんどくさい。
だから今回はこのMercuryにまずはしぼって、使い方や特徴をお伝えしたいと思います。ここで紹介するMercuryは、最新版、Ver 3.0.2です。
まず言っておかねばならないことがあります。
無料のブラウザアプリには、ひとつもいいものはありません。これだけは言っておきます。
これならSafariで充分です。
Mercuryも無料版はあるが、まったくバージョンアップされておらず、使い物になりません。とにかく落ちまくります。
ただ、Mercury Proの感触を知るために、無料版を試してみるのはいいかも知れません。
ブラウザというのは、人によって好みもあり、どんなサイトをどんな具合で閲覧・巡回するのか、インターネットをどういうことに利用しているのかなどによっても、だいぶチョイスがかわります。
このMercuryは、「結構、iPhoneでインターネットやります」というくらいの人にはいい。「かなりやります」という人にはもっといい。つまり、使い込んでいる人ほど、この良さがわかってもらえると思う。
「たまーにしかやらない」という人は、Safariで充分OKだと思います。Safariも悪いブラウザではありませんからね。
で、このMercuryがSafariよりいい点をあげてみましょう。
・速い
ブラウジングが体感できるくらい速い。でもまあ、サイトにもよるかな?
・フルスクリーン表示が可能な、タブ・ブラウザである。
iPhoneの画面いっぱいに使うことができる。Safariのツールバー分が消えただけで、こんなに広く感じるものなのか、と思うくらい。
こんな感じ。

時間が表示されている上の部分、このステータスバーも、環境設定から表示OFFにできる。
また、右上の緑の矢印アイコンから、URL・検索バーを出せるが、二本指の下へのスワイプでも表示させられる。
また、画面を二本指タップでひっこめることができる。

ちなみに、二本指の上へのスワイプで、ページをひとつ戻ることも可能。
このジェスチャーは、環境設定からカスタマイズできる。
タブは合計10個まで。マルチタスク対応で、アプリを完全に終了しても、次回起動時にちゃんと記憶されている。
また、新しいタブで開かれた時、そのタブがアクティブになるかどうかも、設定できる。(初期のデフォルトではアクティブにならないので注意)

・スクロールバーがある
これがなにげに重宝する。画面右に小さなスクロールバーがあるため、下に長いサイトでも一気にスクロールすることが可能。何度も指でえいっえぃっえいっ、ってスワイプする必要がありませぬ。
また、このスクロールバーは必要なければ、カスタムで消すことも可能。

上のバーをタップすると、そのページのTOPへ一気にあがれるのは、Safariと一緒。
・デスクトップ版Safariのトップサイトのように、お気に入りを6つ、ダッシュボードへ登録できる。

これらは、画面の上にあるツールアイコンからURLを入れることで追加できる。
スクリーンショットは最初は反映されないので、登録した時は一度タップしてアクセスしておくといい。
また、このダッシュボード画面は、最初にMercuryを起動した時に表示するよう、環境設定から指定もできる。
これは、毎日まずアクセスするサイトなどを入れておくと便利。
・ツールバーをカスタマイズでき、さらにシェイクで非表示にできる。
標準のツールバー.....といっても、バーではなく、アイコンなのだが、これらを自由にカスタマイズできる。追加・削除、並べ替えなど。
僕が使っている状態はこんな感じ。

カスタムはSettingの環境設定から。

また、軽く振るだけでツールが消えてくれるのは素敵。これも環境設定からONにすると可能になる。
あと、画面の回転のロックと解除が、画面上からすぐできるのも良い。
とまあ、ざっとあげてもこんな感じですが、とにかくできないことはほとんどない、と言ってもよく、ここでも紹介しきれないくらいです。だから使用する際は環境設定をよくよく探検してみることをおすすめます。
他のサードパーティ製のブラウザとくらべていい点は、まず115円と安いことと、IOS4に対応してからは非常に安定している点、速度、タブの使いやすさ、カスタマイズの豊富さ、そしてなにより、アイコンが一番センスありますw
てか、他がみんなダサすぎなんだよな....;
とにかく少なくとも、他のアプリにできて、Mercuryにできない、というのがほとんどありません。逆は多いですがね。
では、SafariがMercuryより優れている点をあげましょう。
・標準ブラウザである
さすがにMercuryを、iPhoneの標準ブラウザには指定できません。つまり、メール内のURLアドレスなどをクリックしても、起動するのはやはりSafariなわけ。
こういうのは将来、可能になるのかな??
・シンプルで使いやすい
そう、機能が貧弱な分、結局は使いやすいともいえる。
・パソコンのSafariのブックマークを読み込み、同期ができる。
iTunes経由でつなげば、いつもパソコンで使用してるお気に入りが一発で同期できます。これは大変便利。
Mercuryもブックマークを読み込む方法はあるのですが、ちょっとめんどくさいのです。
簡単にですが、説明しましょう。
Mercuryにブックマークを渡す方法
方法はふたつあります。
1.パソコンのブラウザで、ブックマークをエクスポートし、そのファイルをネット経由でMercuryに読み込ませる。
2.iPhoneのSafariで一旦サイトを開き、それをアクションスクリプトでMercuryに渡して開いてから、ブックマークする。
★ まず1の方法。
パソコンのブラウザを使って、「ブックマークのエクスポート」というのをします。
たとえばSafariだったら、ファイル → ブックマークを書き出すです。
これによって、ブックマークの情報の入ったhtmlファイルが生成されます。
今度はこれを、Mercuryに渡す作業です。
Mercuryの環境設定の、Import bookmarksを開きます。

するとこんな情報が。

IDとパスワードは、モザイクを入れてあります。これは個々によって設定され、自動で表示されています。
つまり、
http://mercury.ilegendsoft.com/mercury/login
へまずアクセスしろ、ということなので、パソコンで上記のURLへアクセスします。
するとこんな感じに。

ここへ、さっきのMercuryの画面にあった、アカウントIDとパスワードを入れて、進みます。
すると、ファイルのアップロードの画面になります。

ここで、さきほどのブックマークのファイルを選択してアップロードすると、Bookmarks are uploaded successfullyとなるので、あとはMercuryで受信するだけです。
Mercuryの画面の右上の、Importボタンを押します。

これで、ブックマークが読みこめます。
読み込まれたブックマークは、Imported Bookmarks というタスクで追加され、その中にフォルダ分けなどの階層も反映されます。

Mercuryが唯一残念な点は、ブックマーク管理の部分で、フォルダを作ったりできないということ。ここは今後のアップデートに期待したい。
ちなみに、Mercuryはブックマークの表示をこんな風にもできる。

これは環境設定から変えられます。どうやるかは....探検してみてくださいねっw
★ さて、お次は、2の方法。
iPhoneのSafariで表示して、それをMercuryに直接渡し、ブックマークする、というやつです。これも意外と便利なので、設定しておくといいでしょう。
Mercuryの環境設定から、Install Mercury Bookmarkletというタスクを選択する。
これね!
↓

すると、Safariに切り替わり、あるサイトが表示される。

内容としては、以下のようなこと。
1.まず、このページをSafariでブックマークし、一旦保存します。

2.青い文字で書かれたスクリプトを、iPhoneのクリップボードにコピーします。
(文字列を長押しでコピーするモードになります。範囲選択して、コピーします)
3.さきほどのブックマークを編集モードにして、URLの部分にさきほどのコードをペーストし、上書きし、保存します。

注・新しく登録したブックマークなので、実際は一覧の一番下にあるはず。

これでブックマークを保存する。
カンのいい人はお気づきだと思うが、そう、Safariでこのブックマークを開くと、内容のコードが実行されるわけ。
Safari上で表示しているサイトを、瞬時にMercuryで表示する、というアプレットなのだ。
Mercuryに表示されたら、Mercury上でブックマークすれば良い。
たとえば、メール内のURLにアクセスしたら、Safariが開いちゃったって時、このブックマークを押すだけでMercuryに表示させられる。
パソコン上の大量のブックマークを全部渡す必要はないな、と思っている人は、このアプレットをMercuryのブックマーク構築に利用してもいいだろう。
ざっとご紹介したが、もうひとつ特筆できるところは、画像などのダウンロード機能で、サイト上の画像をダウンロードする際、カメラロールか、Mercuryのファイル保存領域かを選べる。
iPhoneの困ったところは、カメラで撮影したものも、サイトでダウンロードしたものも、いっしょくたにカメラロールに突っ込んでしまうことだ。
Mercuryはファイルブラウザ領域に一旦、保存できる。

ここで閲覧したり、フォルダ分けしたりなどの管理も可能で、もちろん、メール送信やカメラロールへの保存も可能。

というわけで、僕はもうSafariはホーム画面に置いていない。
これに慣れちゃうと、もう戻れませんよw
115円ならお買い得なので、なにかブラウザアプリをお探しでしたら、こいつをおすすめします。
ずいぶんと長いエントリになってしまったが.....今日はこのへんで。
でぁでぁ。
Blogを拝見させて頂き、購入してみました。
お聞きしたいのですが
SafariからMercuryは開けるものの
MercuryからSafariを開く方法はありませんでしょうか?
後、圧縮関連の設定の使い道がよくわからないので、
宜しければお教え願いたいと思います
宜しくお願いします
コメントありがとうございます!
Mercuryはちょっと前にアップデートがありまして、アイコンやUIがRetinaディスプレイに対応したので、上の記事とはちょっと画面が変わってしまいましたね。
基本はそんなに変わらないのですが。
さて、なるほど、MercuryからSafariへね!w
考えたことなかったな〜〜w
でも、それできたらいいな‼
できそうなもんだけど、パッと調べたところ、見当たらないなあ。
やはりアプレットでできるんだろうか・・・
ちょっと調べておきます。わかったら、ブログで記事にしましよう。
圧縮ですが、設定のPerformanceにある、Enable Compressionのことですかね?
これは初期設定ではオフなのですが(つまり圧縮がonの状態)、これによってブラウズするページ内の画像などを圧縮表示し、ページの表示を速くします。
iPhoneでのインターネット閲覧なら、通常は圧縮onでいいと思います。
ただ、画像をダウンロードする場合は、オフにしないと、ダウンロードされた画像も圧縮されてやや劣化してしまいます。
MercuryでappstoreへのLINKを開けないので、
一旦safariに戻りたいときコピペが手間でして^^;
是非わかったら教えて下さい
色々調べたのですが、未解決のままでした
圧縮もよくわかりました
ありがとうございます
毎回アドレス欄にペースとしないといけないのかと思ったんですが、なんか違うと思って調べたらここにたどり着きました(笑)。
有益な情報感謝です。
設定を探してみたのですが、みつからず。。。ご存知でしたら教えてください!
ID/PASSの保存って、オートフィルのことでしょうかね?
とにかく、Mercuryについて、またちょっとした最新記事を今日書きましたので、ご参照ください。
お役に立つかどうかアヤシイんですがw
屑ブラウザとして認定してるんだけど、そんなにいいかね?