さて、ちょっと前にGoodReaderというiPhoneアプリがとても良い、と当ブログで書きました。
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GoodReader
うん。良い。とても良い。115円という値段も素晴らしい。
とても素晴らしいんですが、このGoodReaderの地味なライバルだったファイル管理アプリ、iFilesが、先日アップデートしたんですね。
iTunesからアップデートのサインが出たので、「ほーん、したのか〜」といった感じで、とりあえずアップデートしといたのですが、あまり触ってなかったんですね。
で、何気に昨夜いじってみたらあなた!! わぁぁあああ。なんて大幅アップデート!!
個人的には、GoodReaderを超えてしまいましたね、iFiles。
もう、これ一本でいいんじゃないか、という勢いです。
GoodReaderとiFilesは、お互いに一長一短なところがあったのです。ところが、その「短」を、iFilesは「長」に伸ばしちゃったわけです。これでずいぶんと引き離してしまいました。
iFilesは350円でちょっとお高いのですが、それだけの価値はありそうです。
iPhoneのヘビーユーザならきっと、このふたつともインストールしてたりすると思うのですが、どちらを使うかが悩みどころです。できればファイル管理は一括したいわけで。
でも、今回のアップデートで、iFilesの開発チームの姿勢がわかりました。彼らは本気です。そして、今後も期待を裏切らないでくれると思うのですが。
ということで、僕はiFilesをファイル管理の旗艦として使ってみようと思います。
では、あらためてご紹介しましょう、iFilesです。

iFiles
これはなんなのか。
iPhoneというのは便利に見えて、案外便利でないところもあるんですね。
たとえば、カメラロールと呼ばれるフォトが格納されるフォルダ(と呼んでいいんだか...)は、フォルダ分けもできず、撮った写真はズラズラと放り込まれるだけです。
しかも管理はiTunes&iPhoto経由でしかできません。
同期できるフォルダはひとつのみで、階層も反映されない。
簡単な話、iPhoneの中身は、パソコンのようにファイル管理ができるようになっていないのです。これが非常に不便なのです。
Appleほどの会社が、なぜこんな設計にしたのか疑問なのですが、もしかするとiPhoneアプリが充実するように、こうした「改善の余地」を残したのでしょうかね?w まあ、これは穿った見方ですが...
さておき、このiFilesは、その不便さを解消してくれるアプリです。
iPhoneの中で、自由に写真などのファイルを管理し、快適にしちゃうというやつです。
主にできることをざっとあげましょう。
・PDFが見られます
・カメラロール間で写真のやりとりができる。(もらうのも渡すのも可能)
・バソコンとWi-Fiで簡単にファイルのやりとりができる
・好きなだけフォルダを作り、それらをカスタマイズできる
・写真はすべてサムネイル付き(GoodReaderはこれができないのがネック)
・iFiles内のデータは、iFilesから直接メール添付して送信可能
・フォルダ、もしくはファイル単体、もしくはiFiles全体にパスワードロックをかけて不意に見られないようにできる
などなどです。
上記のことはGoodReaderでもほとんどできるのですが、こまかいところでiFilesが抜きんでいるのです。かゆいところに手が届く感じなんですね。
それらを細かく説明するとすごい長くなっちゃうので、とにかくまあ、基本的な使い方のレビューなどをご紹介したいと思います。
最初の「DashBoad」と呼ばれるホーム画面がこれです。
iFilesのいいところは好きなのテーマ色が選べるところ。僕はグリーンにしています。

まずはカメラロールから写真を持ってきてみましょう。
◯・カメラロールから写真をもってくる
「Home」というタスクをクリックします。

最初はこんなフォルダがデフォルトで入っています。
あ、アイコンはカスタムしています。(←それについてはのちほど)
まずは一番下にあるPictureフォルダに入れてみましょう。タップします。

僕がすでにフォルダを作ってあったりしますが、気にせずにw
ここにファイルをもってきます。
下にある + ボタンをタップします。

出てくるコンテクストメニューから、「From Library」を選択。
図でおわかりのように、ここから新規フォルダを作成したり、いろいろできます。
カメラロールのフォルダを選択できる画面になりますので、選択して開きます。

移したい写真をタップして選択します。タップするごとに自動でiFilesにコピーされます。小窓でそういうお知らせが出ます。(カメラロールにもオリジナルは残ります)
移動が終わったら、左上の「Done」で作業を終了します。

持ってこれました!!
今度はこいつをカメラロールに戻して(コピーして)みましょう。
移したい写真をタップして開きます。
ほっとくと全画面表示になりますが、下側をタップすると、メニューバーが出ます。左下のアイコンをタップします。

出てくるコンテクストメニューから、「Save to Photo」をタップすると、カメラロールに自動でコピー保存されます。
今度はフォルダにロックをかけてみましょう。
◯・フォルダにパスワードロックをかける
ロックをかけたいフォルダを、スワイプします。(下図参照)

するとコンテクストメニューが出ます。
「Properties」を選択します。

するとこんな画面に。

ここからアイコン変更など、フォルダに対していろいろできます。
ロックは一番下のタスクから。

この画面に、パスワードを2回打ち込むと、ロック完了です。
この画面は、ロック解除する時にも出てきます。
ロックがかかりました。

ちなみに、アイコンはいろいろと用意されています。

変更できました。

ファイルの一括編集は右上の「Edit」から。

編集したいファイルをタップして選択。左下に選択されている数が表示されます。
そして、そのまま一括削除したり、他のフォルダへ移動したり、メールに添付したりできます。
次に、パソコンとのやりとりをしてみます。
7/17日追記事項 -- Wi-Fiでなくとも、iTunes経由で簡単にファイルの受け渡しができることがわかりましたw --
◯・パソコンとのWi-Fiでのファイルのやりとり
この作業は、こういうことをやったことがない人にはめんどくさそうにみえるかもですが、やる価値はあります。
というか、iFilesを手に入れて、これをやらない手はありませぬ。
まず、iPhoneの「設定」→「Wi-Fi」がオンになっていることを確認してください。
そして、パソコンとの基本的な接続の仕方は、詳しいサイトがあるのでそちらを参照してみましょう。
Macはかなり簡単なんですが、Windowsはよくわかりません....
ですから、ここではMacを基本に説明していきます。
Macの場合
Windowsは、たぶんここ?
さて、iFilesですが、左上のボタンを押して、「Home」→「Dashboad」へ移動します。
そして、下のメニューバーから、Wi-Fiアイコンをタップします。
(これがタップできない場合は、iPhone側の設定がOFFになってるか、パソコンがiPhoneと共有を許可していない状態です)
すると、以下のような窓が現れます。
赤く四角く囲ったところのアドレスが必要になります。

この状態で、iPhone側は待機状態になっているので、今度はMacを操作します。
Mac側で、アップルメニューの「移動」から、「サーバへ接続」を選択。

そして出てきた窓に、さきほどのアドレスを入れて、「接続」を押します。

すると、すぐにMac側にマウントされ、窓が出ます。
これがiPhoneのiFilesの中身になります。
さきほどのiFiles内のデータ状況が反映されてますね!

この中にファイルを入れたり、もしくは取り出したりすることによって、簡単にやりとりができてしまいます。
これは非常に便利だ!!><
もちろん、ここで新しいフォルダを作ったり、いろいろと階層を変えることも可能です。リアルタイムにiPhone側に反映されます。
今回使用しているスクリーンショットなども、今まではiPhotoでいちいち読み込んでいたのですが、この通り。

最後に、ブラウザでのダウンロードを紹介して終わります。
◯・ブラウザでのダウンロードの基本
一番最初のDashBorad画面の左下の、ブラウザのアイコンをタップします。
すると、Googleがホームになっています。
試しに、画像検索で「雨」と検索してみました。

見たい画像をタップします。
スクリーンショットが撮れない行程があったので、画像内の説明を参照してください。

これでホームフォルダ内にダウンロードされます。

以上、基本的な使い方ですが、細かい使い方も、いじってれば結構わかってくるように設計されています。
これはApp StoreのiFilesのページにあったスクリーンショットですが、PDFも閲覧できますよ。

iPhoneでいっぱい写真やムービーを撮る人などは、持ってて損はないですね!!
おすすめですよ!
iFiles (App Store)
でぁでぁ、また。