2020年08月22日

中国のサイト網易に掲載されてる安倍総理の記事がやばいw

前回、安倍総理は歴代でも類稀なる印象操作に遭っている総理と指摘しましたが、先日の総理のドック入りの騒ぎを機に、中国のポータルサイト網易が安倍総理を分析した興味深い記事を掲載しました。

h1yJGA1g.jpg

中国のサイトなので、安全面を考慮してリンクなどは貼りませんが、スクショで雰囲気を感じてもらえたらと思います。
昨日の朝の時点でGoogleTranslateで翻訳して読めたのですが、現在はなぜか翻訳できなくなっています。日本人に見られるのがまずい?
ちなみに日本版には該当の記事はありません。

とにかくいろんなデータや過去のニュースなどを元に、第一次安倍内閣のことまで持ち出して、特に外交面についての功績に言及しているんですが、個人的な印象としては、どんな思惑かはわかりませんが、記事は結果的に日本国首脳として安倍総理を絶賛しています。(翻訳を通してですから、緻密な理解とは言えないかもですが・・・)

興味深いのは、「国益を優先して面子にこだわらない」という外交姿勢を称賛するという、中国人らしい内容なこと。
確かに面子にこだわる中国人には、伝統的になかなかできない領域ではあります。

注目すべきは、この記事に対する5万1千件にものぼる中国国民のコメント欄で、辛辣な意見がないわけではないものの、ほぼ全面的にこの記事を認めるコメントで埋められているということ。
さすがに5万件全部見たわけではないですが、面白くて30分くらい見ちゃったww 体感的には8〜9割方が安倍総理を称賛したり、そういった首脳を持つ日本に対して羨ましいといった内容が目立ちます。安倍総理に否定的な意見もありますが、それに対する反論や皮肉的なコメントも結構活発です。

これはつまり、習近平や中共への裏返しにも取れますが、彼らが外交や政策など、様々な根拠にも触れ、潜在的仮想敵国とも言える日本の総理を、下手な日本人よりも鋭く冷静に見ているのに驚かされます。特に彼らにとっては、安倍総理は民主的に選出されている首脳であり、絶対権力ではない、という存在が、自国と違うファクターとして大きいようです。

中国とアメリカは本格的な冷戦に突入し、先の北戴河会議(中国の最高幹部が集まる長老会議)で、アメリカをあそこまで本気にさせた件について、習近平が責められ、針のむしろになったという情報があり、自己批判までさせられたかは知りませんが(笑)、今後中国はチラチラと白旗を見せながらアメリカと向き合うのでは、という分析も出ています。
ある専門家の見方では、日本に対する融和的動きが出てくるだろうという話もあるわけで、こういった記事がいわゆる「褒め殺し」なのかどうかわかりませんが、中共にとっては「ややめんどくさい総理」ですから、あまり持ち上げすぎるわけにもいきません。ただ、もう任期も少ないので、それを電卓ではじいてうまく使う、という感じでしょうか。
少なくとも中共は、今後の冷戦を乗り越えるためには、中国人民の対日感情はあまり悪化させたくないとは思っているはずです。

現在、アメリカの動きに呼応しはじめているイギリスやカナダ、フランス、オーストラリア、台湾もろもろなどに比べ、日本はまだ「これ!」という動きは見られません。
11月の大統領選挙の結果が出るまでモジモジするつもりなのでしょうかね。
個人的にはトランプが再戦する可能性大とみていますので、そのつもりで動くくらいでいいと思うのですが、中国が日本の動きに注視しないわけがなく、そういった中で出てきた記事ですから、斜め読みぐらいでいいとは思うのですがね。

さて、網易は外交面から安倍総理を分析していましたが、これはいい視点だと僕は思います。
僕は内閣総理大臣の一番の仕事は外交である、というくらいに思っています。総理大臣の権限というのは意外に狭く、「政治家としてなにかやりたいことがあるなら、総理だけにはなるな」などという言葉が永田町にあるように、国会ひとつとっても、総理一人でどうなるものでもありません。
外交は、外務省や外務大臣というのがいますが、最後は首脳同士が合わないことには話にならない。つまり総理以外にできない仕事なわけです。第一次安倍内閣が体調のために倒れて、またあえて総理に返り咲いた理由は、安倍総理がこの外交にこだわっていたのではないかと思いますが、それはその後の総理の動きが裏付けています。

G20などの報道写真を見ると、歴代の総理には、みんなが談笑しているところからはずれてポツン、としているのがあったりするでしょう。古い話では橋本総理や、最近では菅総理なんてもう・・・ほら・・・ね。
小泉総理や麻生総理くらいじゃないですかね、そこそこ立ち回れていたのは。他にもいたっけかな・・・?

そういう意味では、安倍総理はかなりよくやってると思うのですがねえ。
トランプが大統領に当選した際、最初に会った外国の首脳は安倍総理です。これは当選直後ですから、まだトランプは大統領ではありません。しかし大統領に決定した場合、原則的に面会禁止の状態になり、警護的保護下におかれます。
それを押して、例外的な対応でトランプは安倍総理と会いました。つまり、アメリカ側は安倍総理はそういう扱いをする価値がある首脳だと判断した、と見ることができます。

すでにあの時点で、安倍総理は「世界で最も多くの世界各国の首脳と会談している首脳」です。トランプにとっても、コンタクトを優先する意味があります。
こんな総理はかつて、いたでしょうか? そして今後も現れるでしょうか?

しかし、例えば、あの池上彰氏(なぜか"あの"がついてしまうw)が、ある雑誌のインタビューで、「安倍総理はなぜあんなに頻繁に外国に行って、多くの首脳と会談しているのか」という問いに対し、ただただ、「ほら、専用機に乗ってちやほやされるでしょう、そういうのがお好きなんだと思います」的な趣旨の発言だけで締めています。

そのひとつひとつの会談の内容や主旨、外交政策とその効果や是非などにはまったく触れず、そういうくくりで貶める。
あの時は、あらためてこの人はやっぱりリベラルを装った左翼なんだなってことを再認識しました。
そもそもあの人の番組はひどいw すでにネットでは大いに指摘されているみたいですが、肝心なところが嘘ばっかりですよね?

本当にマスメディアというのは恐ろしいと感じます。

こういうのに負けず、残暑厳しいコロナ禍の中、どうかご自愛の上、がんばってほしいと、安倍総理に限らず、国益のために励んでらっしゃる日本のすべての国会議員の皆さんには思います。

posted by ORICHALCON at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | なんとなく
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187829670

この記事へのトラックバック